
早くも1月が終わりに近づいています。日が暮れるのが遅くなっているのは、なんとなく嬉しい。
さて、2019年初の中尾先生アートレクチャーは、今度の日曜日開催です。テーマは、
フォーヴの抒情詩人 アルベール・マルケ
フォーヴ、つまり野獣派というグループに分類されるには、色彩も穏やかで滾るものがあるというよりは、静かな印象。さて、マルケとはどんな画家だったのか。
中尾先生のご案内文から〜
第56回《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞白熱講座』》
フォーヴの抒情詩人、アルベール・マルケ
新年初回(第56回)の講座は異色のフォーヴィスト、マルケをとりあげます。
マルケの特長は、マティスをして「フランスの北斎」と言わしめたほどの的確なデッサン力とフォーヴの画家らしからぬ抑制の効いた色調です。彼は、そのデッサン力と調和のとれた色彩感覚を駆使して、明快な構図に清澄な空気感が漂う独特なスタイルの風景画を創造しました。造形性と叙情性が調和した彼の風景画はフォーヴの枠を離れてもっともっと高く評価されてもおかしくありません。
マルケの絵を見ていると、デッサン力とは物の本質や自然の構成を直感的に大きく把握する力だということがよくわかります。こせこせした細かい描写力とデッサン力の違いをじっくり鑑賞しましょう!
お申し込みは、こちらからどうぞ→
そして、中尾先生のビジネスマン、ビジネスウーマンのためのアートレクチャーもあります。ご案内をぜひ読んでみてくださいね!
都会の寺子屋・プロトマニア(九段下)で6年前に始まった《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞白熱講座』》は今月の講座で第56回目となりますが、その姉妹編、ビジネスパーソン向け《五感で楽しむ『絵画鑑賞入門』》が竹橋の毎日文化センターで1月30日から始まります。こちらは月1回、平日水曜日の夜(19:00〜20:30)に開催です。
下記の2部構成で行います。
1.直感力をきたえる鑑賞法
素直に、見えたこと、感じたことを口に出すことから始めます。そして、参加者同士の発言から様々な気づき、ヒントを得ながら、さらに観察力、想像力を使って、描かれた絵画の中にはいりこんで、その絵画空間で遊んでみます。最後に、講師のナビゲーションで、その絵画に対する自分なりのオリジナルな評価をしてみます。
2.実感としての美術史(絵画の素養)を身につける
美術史的な知識が先にくるのではなく、できるだけ多くの絵画を見ながら、あくまでも絵を出発点として帰納的に実感として納得できる絵画の素養を身につけます。
1期(3回)でひとつのテーマ(今期は近代絵画理解の出発点となる印象派)を学びます。
詳細、お申し込みはこちらからどうぞ→ http://www.mainichi-ks.co.jp/m-culture/each.html?id=740
さてさてそして、このビジネスマン、ビジネスウーマンのためのアートレクチャーは、4月からプロトマニアでも開催予定です。
世界のビジネスエリートは、美意識を鍛えている! MBAの次は、アートスクールへ、が世界の潮流。
AI がごく普通の家庭にどんどん入って、年号も変わる今年。時代が動いているのをリアルに感じますね。これまでの価値観がガラリと変わるこの変換期をワクワクしながら生きる私たちに、アートはきっとヒントや安らぎを与えてくれると思います。ぜひご一緒しましょう〜