もっとも身近で、もっとも親密なるもの〜マハラジ

 

誰か、何か、どこか、外側から与えられるのではない。何にも依らない。

 

質問者

言葉は理解するために何と不適切なのでしょう!

 

マハラジ

言葉なしでは、理解する何がそこにあるというのだろうか? 理解する必要は誤解から起こるのだ。私の言うことは真実でも、あなたにとっては、それはただの理論となってしまう。どうすれば、あなたはそれが真実だと知るようになるのだろうか? 聞きなさい、覚え、熟考し、視覚化し、体験しなさい。あなたの日々の生活において、それを生かしなさい。私に対して忍耐強くありなさい。特に自分自身に対して忍耐強くありなさい。なぜなら、あなたがあなたのただひとつの障害だからだ。道はあなたを通って、あなたを超えていく。特定のものだけを真実、意識、そして幸福だと信じているかぎり、そして非二元性の実在を何か想像上の抽象理念として拒否するかぎり、あなたは私が観念と抽象的理念を与えていると見なすだろう。しかし、ひとたびあなたが自己の存在の真実に触れたなら、私が言い表してきたことが、あなたにとってもっとも身近で、もっとも親愛なるものだということがわかるだろう。

 

『アイアムザット 私は在る ニサルガダッタ・マハラジとの対話』 マラティー語からの英訳者:モーリス・フリードマン 編集者:スダカール・S・ディクシット 翻訳:福間  巌 発行: (株)ナチュラルスピリット 37 苦痛と快楽の彼方に至福がある P183~184

 

 

*何にも依存しないただ「在る」

伊東充隆主宰 第15回   青空禅塾  

2018年  10月7日(日) 13時〜17時 開催

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