中尾先生とキキとエコール・ド・パリ

第51回中尾流 キキとモンパルナスの画家たち

最近、夕暮れの空を見るのが楽しみです。水色とオレンジ色とピンクが刻一刻と変化して、最後は静かに暮れていく。その色の変化と雲の動きは、どんな芸術もかなわないくらいダイナミックでドラマティックでアーティスティック!

人間は大昔から自然と共に生きて、その偉大さに圧倒されながら、表現という衝動に駆られて芸術が生まれてきたのでしょうか。芸術は、もともと人間が持っている何かと繋がっていて日常的なものなのかもしれませんね〜

というわけで、日々の暮らしの中でアートを楽しむ中尾先生のアートレクチャーは、明後日です。

 

これまで誰も教えて暮れなかった〜絵画鑑賞白熱講座

7月22日(日)13時〜15時30分

 

中尾先生からのご案内は、こちら。

 

第51回《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞白熱講座』》

《キキ》とエコール・ド・パリの画家たち

前回、モディリアーニとジャンヌの講座の冒頭に、わが絵画鑑賞講座の最長老のSさんから「モディリアーニが属していたといわれるエコール・ド・パリとはいったい全体なんなのでしょうか?」とのご質問がありました。

 

たしかに、エコール・ド・パリと呼ばれる画家たちは、特別な絵画思潮のもとに集まったわけでもなく、印象派のようにグループ展を開いたこともありません。あえて言えば、レ・ザネ・フォル(狂乱の時代、Les Années Folles)と呼ばれた1920年代に、パリで活躍した異邦人画家たちということになります(もっともユトリロやローランサンなどのフランス人もいるので異邦人ばかりではありませんが)。要は、「パリ」にいたことが大事なんですね! だからエコール・ド・パリ!

 

ところで、みなさんは《キキ》という人物をご存知ですか?

 

エコール・ド・パリの画家たちのミューズで《モンパルナスの女王》にも選ばれた伝説のモデルです。キキをもっとも多く描いたのはキスリングですが、藤田嗣治の大出世作となった《ジュイ布のある裸婦》(1922年)のモデルもキキだと言われています。またキキの恋人でもあった写真家マン・レイはキキをモデルに夥しい数の写真を撮りました。

 

私は1998年〜1999年に北九州市立美術館、大丸ミュージアムほかで開催された《キキとモンパルナス》という展覧会に企画協力しました。そのおかげで、モデルだけにとどまらない、画家として、女優として、歌手としてのキキの活動も知ることになりました。《モンパルナスのキキ》はまさしく《レ・ザネ・フォル》をできることはなんでもやろうと体当たりで生きた女性でした。

 

次回は伝説のモデル《キキ》を軸に、エコール・ド・パリの画家たちのさまざまな作品を紹介するとともに、《レ・ザネ・フォル》という時代の雰囲気を伝える多くの資料写真をご紹介したいと思います。

 

中尾流201807キキとエコール・ド・パリ

 

中尾先生は、さりげなくいつもおしゃれなシャツを着ています。

それから、素晴らしくお料理が上手です。

けっこう、スイーツもお好きなご様子。

あれこれ、楽器も嗜まれます。

噂では、お茶のお稽古も・・・

 

そんな人生の達人、中尾先生とアートを自由に楽しみましょう。

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