呼吸という知恵。

風がいい気持ち、なんて呑気なことを言っていたら、各地で大雨の被害が広がって来ました。お住いの場所は大丈夫でしょうか。ご家族や近い人たち、お知り合いたちが怖い思いや不安な中にいらっしゃらないか、被害に遭われていないか。皆が案じ、祈っていることでしょう。私もです。

 

呼吸 マインドフルネス

今朝の朝焼け

 

このところ呼吸のことを書いていたのでしつこいようですが、また書きます。何度も聞いたり目にしたりしないと私たちはそれが意識に残らないし、習慣にならないんですって。だから、誰がどこで言っても書いても呼吸のことはきっと役に立つことだから、私もヨガを学び青空意識を求めて来たひとりとして、また書きますよ〜♪しつこい〜笑

 

ヨガの恩師、龍村修先生が呼吸法を伝える時に、具体的な例として事故に遭われた方の実話を教えてくださいました。

事故で車に閉じ込められて、痛いし動けない。助けが来るまでの間、その方が何をしたかというと、呼吸法だったそうです。吐く息は、筋肉を緩めるので緊張して硬くなった筋肉が緩み、痛みも和らぎます。吐いて吸うを意識的にリズムを整えて繰り返すと、動揺は少しずつ収まって視野が広がります。そして、次に何をすべきかが見えてくる。

プロトマニアのとっこさん講座で呼吸を習った友達は、MRI の時に呼吸を意識して乗り切ったと言っていました。呼吸は何よりも誰よりも身近で、いつでもどこでも一緒。私たちの相棒です。呼吸という知恵を使わない手はない。難しい方法はさておき、

 

吐く息と吸う息に意識を合わせるだけ

一息吐いて、一息吸う、一息吐いて、一息吸う

 

これでまずは大丈夫です。心配な時、不安な時、痛い時、苦しい時・・・覚えておいて、やってみてください。胸にちょっと手を当てて、数回。ご自身はもちろん、周りの方にも教えてあげてくださいね。

 

いざという時の呼吸やちょっとした体操は、とっこさんが3月講座でも教えてくれましたが、とっこさんのブログには日常で役立つ知恵が紹介されています。『小西美智子(とっこのさえずり)』を読んでみてください。

呼吸を意識するマインドフルネス瞑想については、青空禅塾の伊東先生の講座があります。伊東先生のお医者としての知識と禅の知恵が融合して、大人の私たちはアタマも満足、納得できて、心身は無理なく静かになる、とても役立つ内容です。

*マインドフルネスハック

*無心の一呼吸 

 

(☆龍村先生の本や対談はネットでたくさん見つけることができますよ〜)

 

そういえば私の父が亡くなる直前の呼吸は、吐く息がものすごく長くて、どこまでもいつまでも吐いていました。看護師さんが「これが一番、効率の良い呼吸ですよ」と静かに教えてくださいました。吐き切れば吐き切るほど、吸えるのだ。

 

空を見上げている