中尾先生とアート♡らぶ。

 

5月のアートレクチャーは、5月27日(日)、やります!

 

中尾陽一主宰「これまで誰も教えてくれなかった〜絵画鑑賞白熱講座」

 

お題は、オディロン・ルドン。

 

るどん・・・

なんか、コワ〜〜イ。

 

 

これは好き〜〜。

 

・・・という具合に、素直に素直にアートと向き合う時間。

中尾先生のナビゲートでお届けします。

ご一緒にいかがですか〜

 

先生からのご案内。

 

オディロン・ルドン−夢と神秘の世界へ−

 

次回はフランス象徴主義の画家オディロン・ルドンをとりあげます。

現在、三菱一号館美術館で《ルドン—秘密の花園》展が開催中(5月20日まで)ですので、彼の作品をご覧になった方も多いのではないかと思います。

 

私も以前、ルドン展の開催にたずさわったことがあります。2001年に開催された《オディロン・ルドン展》です。この時のサブ・タイトルが「夢と神秘の世界へ」でした。「秘密の花園」とか「夢と神秘の世界」とかなんだか謎めいていますね!

ルドンは謎の画家なんでしょうか?

 

ところで、ルドンは1840年にフランスのボルドーで生まれました。印象派の巨匠モネもこの年に生まれています。実はルドン、印象派とまったく同世代の画家なんですね!ただし、作風は180度違います。

 

印象派と言えば明るい色彩が特徴ですが、ルドンは50才を過ぎるまで色を使わずに、木炭などで闇に蠢く奇怪な生物を白黒で描いていました。50才を過ぎたあたりから今度は一転して華麗な色彩で花や人物を描くようになりますが、その色彩は印象派の色とは違います。

 

印象派とルドンの色の違い、次回はそのあたりからみなさんをルドンの世界にご案内したいと思います。

 

追伸:

生まれてすぐ里子にだされたルドンはボルドー近郊の地ペイルルバードで寂しい幼年時代を過ごしました。そのペイルルバードがNHK日曜美術館の日美旅 《第65回フランス・ペイルルバードへ ルドン発見の旅》で詳しく紹介されています。

 

以前この講座の常連で、現在パリ在住の庭園文化研究家・遠藤浩子さんが取材協力したとのことですが、大変興味深い内容となっています。

 

ペイルルバードは、しばしばルドンの『不思議な絵の源泉になった《荒れ地》』というように紹介されます。でも実際のところ『荒れ地』ってどんな感じだったのかしら・・・そんな疑問にしっかり答えてくれる内容です。ぜひご覧下さい。

http://www.nhk.or.jp/nichibi-blog/400/294022.html

 

 

お申し込みは、こちらからどうぞ→