今日はゆっくりゆっくり過ごしていたかなぁ。太陽の光がきれいで爽やかな東京でした。
4月の中尾先生の「これまで誰も教えてくれなかった〜絵画鑑賞白熱講座」は、レオナルド・ダ・ヴィンチの後半でした。
ダ・ヴィンチの絵はね〜、美しくも、どことなく気味悪いのです。
そういう「どことなく、なんとなく」とか「理屈じゃないんだけど」と言わせる何かは、狙って表現できるものではないですね。言葉や数値や形式にならないもの。それをキャッチするのが、人間の感性ってものなのかなぁ〜すごいですね。私たちは、頭脳や言語やテクノロジーを誇って立派な文明人のつもりだけど、実はシンプルに元々かなりの高性能なのかもしれません。(自画自賛・笑)
4月の中尾流、最初は「岩窟の聖母」を比較。イギリスのナショナルギャラリーにある作品とフランスのルーヴル美術館の2点です。中尾流はまずシンプルに「どちらが好きですか?」から始めます。
好きな理由は、なんとなく〜でも良いし、できるなら言葉にしてみたり。そうやって先生と皆さんとのやりとりが進み、先生からその絵が描かれた時代背景やエピソード、作品に対する一般的な解釈などの情報と説明が加えられます。
それから「聖アンナと聖母子」の比較。油彩とカルトン(厚紙)に描かれたもの。テーマは宗教的ですが、色々な実験的な試みや隠された、または象徴としての意味があります。そういうところではやはり知識を得ることで、面白くより深く絵を見ることができます。
中尾先生の講座では、感じることも知ることもバランスよく鍛えられます。それと意識しないうちに、美術に関する語彙が増えていたり、見方が広がっていたりします。お勉強にならずに、ふと美術が友になっている。そのさりげなさが、中尾先生だからできることなんです。先生の知識は幅広い。でも知識に偏らない先生ご自身の在り方が、よりオープンに美術と出会えるチャンスを作ってくれていると感じます。
5年目に突入している中尾流、5月は、只今丸の内の三菱一号館美術館で展覧会を開催中 の「オディロン・ルドン」を見て行きます。
いつから参加しても楽しい中尾先生の美術レクチャー、ぜひ一度いらしてくださいね。先生からのルドンへのご案内は、ジャーナルであらためてお知らせします。お楽しみに〜
レオナルドの日のオヤツは、大阪堺の銘菓、けし餅。お上品な甘さ。
*最初の写真は、中尾流に飛び入り参加のてんとう虫くんです♪
*知性も感性もいっぱい使って美術は楽しむもの!中尾流〜♪
〜これまで誰も教えてくれなかった〜絵画鑑賞白熱講座「ルドン」
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