
「アートには数学のように答えはありません。描き手の内なる声を、自由な感性で受け取ればいい。美術館に行けないなら、例えば、はがき一枚でもいい。これから、芸術はますます現代人の生活と人生に必要とされるでしょうね」
「外の情報ではなく、内なる自分と向き合うこと。対話すること。美術を楽しむことは、その訓練を自然にしているようなものです。ところがいまは、みんな、経済に対する関心が強すぎます。経済至上主義で、すべてをお金に還元して考える。すると物質的な豊かさが一番となり、心や精神の本質的な豊かさなど、どうでもよくなる。芸術ってね、いったん取り憑かれたら、いくらでも人生を豊かにする応援をしてくれる。心を幸せにしてくれるものなのです。」
これは、美容院で読んだ雑誌に出ていた、画家の横尾忠則さんの言葉。そうよね〜♪と思った。
でも、かの有名な横尾さんの言葉であっても、「そ〜〜お???」と思ったっていいんです。そうよそうよ〜と共感してもいい。有名だろうとなかろうと、自分にピンと来るものを頼みにしないとね。
声の大きな人たちの意見がメジャーで常識になってしまうような世界は、危うい。だから、どんな片隅の慎ましやかな声であろうと聴き逃さないように、自分はどう感じるか、それは本当なのか、大事なことは確かめる。
*知識を増やすより感じる!ワイワイガヤガヤ、それが美術を楽しむ中尾流〜
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