
中尾陽一先生の「これまで誰も教えてくれなかった〜絵画鑑賞白熱講座」、4月は『レオナルド・ダ・ヴィンチその2』です。
レオナルド・ダ・ヴィンチ。その名を知らない人はいないくらい有名。モナリザの肖像は、誰でも一度は目にしたことがあるでしょう。けれど、万能の天才と言われるほど様々な分野において才能を発揮したこの人物、人も作品もかなり謎めいています。
巨匠と言われる芸術家、作品は、見たことがあったり、聞いたことがあるけれど、一般の私たちが触れている情報はほんの一部なんです。加えて、時代によって作品の解釈が違ったり、新発見があったりして、学生の時に聞いたことと数十年後に知ることは違ったりします。知識があれば良いというものではないけれど、もちろん知識は見る時の支えになる。中尾先生の講座では、こうした芸術家や作品を、正統な知識も余談も含めてあっちからこっちからアプローチして、吟味します。中尾先生は引き出しがたくさんあって、その広い守備範囲からはどんどんおもしろい糸口が出てきて、私たちは好奇心を引っ張り出されます。そして何よりこの講座で先生が大切にしているのは、
あなたは、どう感じますか?
ということ。
「どう感じるかって言われてもねぇ・・・」と最初は思うかもしれないけれど、誰でも何かを感じるはず。対象が、芸術作品だろうとネクタイの模様だろうと、どう感じるか?は同じことなんです。だから相手がどんなに大物でも、いざ!自由に感じてみましょう。感じたことを言葉にすることは、新たな自分との出会いになったりもするから、お楽しみに。
ぜひ一度、中尾先生の講座に遊びにいらしてみてください。さて、4月の先生からのご案内です。
第48回《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞白熱講座』》
前回のレオナルド・ダ・ヴィンチ(その1)の様子が、プロトマニアのHPで楽しく紹介されています。
https://protomania.com/2018/03/29/「分からない」こそが真髄*中尾流3月〜レオナ/
前回意外だったのは参加者の皆さんにとって、ダ・ヴィンチは画家というよりは科学者、思想家としてのイメージの方が強いかもということでした。ちなみに、長老のS氏が教えてくれた若桑みどり先生の言にしたがえば、「ダ・ヴィンチでは《ヴィンチ村の》というだけで人の名前ではない、レオナルドと呼ばないとダメ!」とのことです。ごもっともですね、われわれもこれから親しみを込めてレオナルドと呼ぶことにしましょう!
それにしても、K氏やS氏に教えられたダ・ヴィンチの考案したヘリコプターの図案がANAの社章になっているという事実は不覚にも知りませんでした。そしてまた《モナ・リザ》が百貨店の包装紙になっていたことがあるなんて・・・・
やっぱり《万能の天才》レオナルドはいろんなところに顔を出してきますね!
ところで、次回はルーヴルとロンドン・ナショナル・ギャラリーにある2つの《岩窟の聖母》の比較を中心に話をすすめたいと思います。そしてルーヴルにある《聖アンナと聖母子》とこれまたロンドン・ナショナル・ギャラリーにある《聖アンナと聖母子のカルトン》の比較もやってみたいと思います。
そして、やっぱり《ダ・ヴィンチ・コード》も肴にしたい。となると、《最後の晩餐》にも触れない訳にはいかなくなるし・・・ま、行けるところまで、行きましょう!
*岩窟の聖母、比較します!
*知識を増やすより感じる!ワイワイガヤガヤ、それが美術を楽しむ中尾流〜
〜これまで誰も教えてくれなかった〜絵画鑑賞白熱講座
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