今日の東京は、初夏のようです。
4月のプロトマニアは、1日(日)、伊東充隆先生の青空禅塾から始まりました。いつものように、質問者と先生のライブ問答。先生からの投げかけや提案を、適当なところで「はい、わかりました」にせず、又、「講座が終わって帰ってからやろう〜」にもせず、「今、ここで、やる」。先生は真剣に言います。「今、やってください。僕とのやりとりで、ライブだからこそ気づけることがあるから」と、ひとりずつに丁寧に進みました。伊東先生、まっすぐ真剣。無理強いしませんが、質問者には「せっかくのこれを逃すのはもったいないからさ〜」と言うかのようにグイッとリードしていきます。熱いながらその辺りの伊東先生の間の取り方のセンスが、都会的でステキ〜♪ 聴いている参加者にとって対話は具体的で、自分ごととして参加できる。だから、4時間、飽きている暇はありません。
対話のライブ感こそが、青空禅塾の真骨頂。4月は終了しましたので、
伊東充隆主宰 第10回青空禅塾 2018年5月6日(日)13時から17時 募集中。
そして、今月からスタートする中尾陽一先生の美術講座、
これまで誰も教えてくれなかった〜美術鑑賞はじめて&bis 講座
4月10日(火) 10時30分〜12時
4月14日(土) 13時〜15時30分
お題は、「印象派その1 美しすぎるサロン絵画vs印象派」
そして第4日曜日はおなじみの、
4月22日(日) 13時〜15時30分
こちらは巨匠中の巨匠、レオナルド・ダ・ヴィンチ(2)
「岩窟の聖母」「聖アンナと聖母子」などを取り上げて、比較検討!
中尾先生の「これまで誰も教えくれなかった」鑑賞講座は、もう48回目!毎月休まず開催してきました。今月から名前を変えて、白熱講座になったこの講座は、全体がダンスしているみたいな動的な講座。テーマになるフレーズで先生が踊って見せて、ハイッと次の人を呼ぶとその人が踊る、そして違うステップでまた次へ次へ・・・最後に先生に戻って、はい、チャチャチャ。全員が主役で、全員あってこその白熱と発見。ほかの通史的美術講座では見られないような、ある意味、大変成熟した雰囲気の講座です。成熟したっていうことは、見栄や借り物でない、率直で正直な言葉が堂々と発せられるということでもあります。それは、皆さんと先生が意図せず作ってきた賜物なのだろうと思います。
中尾先生は、ご自身はマイペースで安定していながら、皆さんが遠慮なく思ったり感じたままを話せるように、さりげない目配り心配りをしています。先生のマイペースが一見乱れないので、そのさらっとした合いの手のような促しにはほぼ注意が向かず、対話や発言が淀みなく流れて行くのです。それはね〜先生の才能!多分。学習して身につけた技ではござりませぬ。中尾先生、ブラボーです。48回のそれが、この場を育んできたのだろうなと感じます。だから今月からの「はじめて講座」も、自然とそんな風に全員が主役を楽しむ講座になるだろうと思います。
そして、私が部長の、空のお茶会。今月は
空(そら)のお茶会 4月15日(日) 14時頃から16時まで
開催します。のんびりお茶を飲みながら、空の土台である青空、この世界の源、本質について、知っていることや知らないことを分かち合う場です。分からないけれど、なんとな〜く、それ、らしきそれを、どの言葉も参照点にしないことで体験すると、分からなくても落ち着いていられて、自由自在で、それは静かなる平和の在り方じゃないだろうか〜と、今のところ自分では思っています。下手な表現ですみません(笑)こんな部長ですから遠慮なくそんなあれこれ、あなたのお話を聞かせてくださいね。
芸術はね、自分の内側と向き合うとてもよいツールなんです。美術も音楽も文学もそうですよね。
30代の頃、私はフリーで絵を売ることを仕事にしていて、その時には、部屋に戻った時に、アート作品と向きあってほっとする時間を作ってね〜というコンセプトで展覧会をしていました。日常のザワザワからほんのひと時離れて、静かに自分の内面を見る時間を作ろう!と。
それは大げさなことじゃなく、ヨガと同じ、お花を見つめて知らぬ間に無心になっているのと同じ、何かに没頭している時と同じ。そんな誰でもが知っている「ぽっかり空っぽ」をこそ大切にしたいと、今も変わらず思っています。
青空禅塾と絵画鑑賞講座と空のお茶会は、主催者としてこんな気持ちをベースに開催しています。ぜひ一度プロトマニアの講座、参加してみてくださいね。