売茶翁という人を知っていますか? 江戸時代、佐賀でお医者の家に生まれ、11歳で出家して禅の道へ入り修行。禅僧として生きるも50歳で他に寺を任せ、京都へ出てお茶を売りながら還俗で禅を問いた人だそうです。煎茶の祖と呼ばれる。その人の姿は、あの絵師伊藤若冲も描いています。僧侶の世界にあっても、俗世に戻っても変わらずに、内面は禅の道を生きていたと言われます。権威や高尚さといったその道につきものの何ものからも自由に。何をしても、どこにいても、在ることが禅。
伊東せんせいの青空禅塾の今日も、マハラジせんせいの言葉をひとつ。
質問者
誰にしたがい、誰を疑うべきかをどのようにして知るのでしょうか?
マハラジ
あなたが確信するまで、すべてを疑いなさい。真のグルはけっしてあなたに屈辱を与えたりはしない。また、けっしてあなたをあなた自身から遠ざけたりはしないだろう。彼は生来の完全性という事実へとあなたを絶え間なく連れ戻し、内面を探究するように勇気づけるだろう。彼はあなたが何も必要ないことを、たとえ彼でさえも必要ないことを知っている。そしてあなたに思い出させることに、けっして飽きたりはしない。自称グルは弟子よりも彼自身に関心があるのだ。
『アイアムザット 私は在る ニサルガダッタ・マハラジとの対話』 マラティー語からの英訳者:モーリス・フリードマン 編集者:スダカール・S・ディクシット 翻訳:福間 巌 発行: (株)ナチュラルスピリット 83 真のグル P441 より抜粋
*バラバラではなく、全体であることを選択する
2018年4月1日(日) 13時〜17時 開催
*バーソロミューと共に。アウトプットしながら自ずと気づくこと。
2018年4月15日(日)14時頃から