12月の青空禅塾は、遠方から初めて参加して下さった方や東京の和サンガメンバーが集まりました。伊東先生のお話、12月は壮大なシンフォニーを聴いているようでした。
基本の「青空(意識・自己の本質)と雲(心身)」から始まり、肉体の私たちにとって整理しやすい心理学的なお話へと大きく拡がりました。そのことは、いきなり「非二元だから私はいない!」なんて唱えるよりもずっと正直でいられて、ずっと役に立つツールでした。
さらに、自分が何にとらわれやすいか?など、自分を知ること(自己知)に使える法則に触れながらも、その法則の表面的なオモシロさに私たち気を取られないように、先生は抜かり無く地に足をつけるような重石のアドバイスを忘れません。
疑いもせず思い込んでいる「私」への錯覚、分離のカーテンに気づくように、現実の私たちが日常でどんなことができるか?について、具体的なワークやアドバイスを丁寧にひとつひとつ伝えては、一番大切な「青空(意識)の位置」を確認することへと何度も何度も促します。
主題の旋律が何度もくり返されて、広く深く大きく拡がっては最後に美しく1点に収束する、そんなイメージでした。
先生の道案内は、私たちが陥りがちな「まだまだ私はダメだ」にとても優しい。「1割でいいんです。コツコツ地道にやるとそのことは必ず、ふとそうなる時が誰にでも来る。えこひいきも特別もありません。少しずつ実が熟するから心配しなくてもいい。ニサルガダッタ・マハラジという覚者も、それと気づかぬうちに変わっていることの方が信頼が持てる、ただそのことに確信をもたなければなりません、と言っていますよ。」「悟りも迷いも、ただの概念。そんなの気にしない気にしない!」
おやつタイムの休憩をはさんで、後半は全員が今のその位置から何かしらお話をしました。その人の思い、気づき、先生との対話はとてもすばらしくて、12月クリスマスの早めの贈りもののような、穏やかで慈愛に満ちた青空禅塾でした。
この道は深刻になることはない。聖なるイメージにつなげると罠にはまります。
聖なるものに結びつけた途端、二極になるからこそ気をつけてくださいね。
ボーディー達磨も言っています。廓然無聖、です。
正装してフォーマルを纏う道ではなく、軽やかでカジュアルに進んでください。
(2017年12月3日 青空禅塾にて、伊東充隆先生より)
*伊東先生のインタヴュー記事掲載予定。
Star People 65号 12月15日発売
「聴く ということ」非二元難民から救われるためには
*「自己の本質」とは・・・ 気づきの注意は、根源に向ける。
2018年1月7日(日) 13時から17時まで
お申し込みは青空禅塾と書いて、こちらからどうぞ→