
さて、あさって日曜日は中尾先生の
20世紀最大の巨匠ピカソの2回目「ピカソとキュビズム」です。
ピカソってね〜いろんなスタイルの絵を描いていたんですね。絵だけでなく、彫刻も陶芸作品もあります。歳を重ねるごとに自由になっていく感じです。
この講座の常連の参加者のお一人は、たまたまヨーロッパ旅行で9月のピカソの講座に参加できなかったのですが、本場でピカソの「ゲルニカ」を観て、絵の前で涙が止まらず立ち去れなかった、とメールをくださいました。
一枚の絵の前で、涙が自然に頬をつたう・・・
そんな絵に、一生のうちに出会えたということ自体がすごい。
すばらしい。
ピカソ、さすが。
私もね、一度、絵に救われたことがありました。東京の近代美術館に収蔵されているクレーの絵です。これ、前に書いたことがあるかもしれませんが。
画廊の仕事で苦手な営業をしなくてはならない、恋人とはケンカばかり、一人暮らしでお金はないし何もかも上手く行かない、良いことが一つもない!と落ち込んでいた時。美術作品をみてもちっとも心は晴れなくて面白くなかったけれど、しごとの義務感で観た展覧会の帰りに、ふらっと寄った常設展示のクレーの小さな絵。
涙は出なかったけれど、きっと一生、忘れません。
そんな出会いは美術作品だけでなく、夕陽だったり、空や海だったり、街の何気ない風景や音だったりするかもしれませんね。誰もにある、言葉や理屈の一歩手前、素直な素直な幼な子のようなそこからふわっと。
*美術のことを知っていても知らなくても、ただ楽しもう!〜
中尾陽一主宰 これまで誰も教えてくれなかった〜絵画鑑賞入門講座
第42回 20世紀最大の巨匠 ピカソ 2
10月22日(日)13時から15時30分
お申し込みは中尾流と書き添えて、こちらからどうぞ→