8月のプロトマニアのアート・レクチャーは、素朴派の巨匠アンリ・ルソー。なんと中尾流白熱教室は、8月で40回目!!! パチパチパチ〜♪
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う〜ん、主催者、感慨ひとしおでございます。
中尾さんと出会ったのは、プロトマニアでもフラワーレメディの講座をして下さった、アートと植物のキュレイター遠藤浩子さんがキューピッド。あの頃、いつかこのお二人と何か一緒にやってみたいなぁ〜と。お得意の妄想力で、こんな風に実現しましたよ、ウフフ。
この「これまで誰も教えてくれなかった」アートの不思議なチカラが身に付く(♪)中尾さんの講座は、始めたばかりの頃は参加者が4人とか5人の時もあったのです。主催者は先生に申し訳ないな〜と小さくなりながら、それでも先生の熱意と魅力と太っ腹に支えられ、毎回毎回先生と皆さんと一緒に、とにかくまずは楽しんで来ました。
今や、プロトマニアのなくてはならないこの講座。いろいろな出会いが繋がって、毎回たくさんのエネルギーと笑顔で賑わう中尾流です。これまで参加して下さった皆さん、いつも参加して下さる皆さん、そして中尾先生、ありがとうございます。
「アートと暮らそう!なんて、あったり前さ〜♡、な人生を、これからも。
さてさて、本題です。先生からのご案内をどうぞ。
第40回《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞入門講座』》
へたなの?うまいの? 素朴派の巨匠 アンリ・ルソー
前回の《ターナーとイギリス風景画(その2)、コンスタブル》の講座内容が、プロトマニアのジャーナルで、ライブ感たっぷりに楽しく紹介されています。よろしければご覧下さい。
https://protomania3.wordpress.com/2017/07/27/7月第39回中尾さんの絵画鑑賞からは、言葉が溢れ/
次回の『絵画鑑賞入門講座』はとうとう40回目を迎えますね!(拍手パチパチ)
この記念すべき40回目ではアンリ・ルソーをとりあげます。
なぜ、アンリ・ルソー?
熱帯の情景を多く描いたルソーは真夏にピッタリ!という発想からの単純なセレクションでしたが、実は私たちの絵画鑑賞力をテストするには絶好の教材です。夏期講習のつもりでお気軽にご参加ください。
ルソーはしばしば日曜画家の代表のように言われます。パリ市の税関にずっと努めていて余暇に絵を描いていた素人画家として『税官吏(ドワニエ)ルソー』とも呼ばれています。また、素朴派の巨匠とも言われます。この場合の《素朴派》というのは正規の絵画教育を受けていなくて、技術的に下手くそな画家のイメージです。たしかに彼の絵は一見人体のデッサンが狂っていたり、遠近法がギクシャクしていたり、へんてこりんな印象のものが多いですね。そんなへたくそなイメージですが、でも巨匠と言われます。へたなのに巨匠・・・?なんか変ですね!
ルソーはまたピカソやブラックからも高く評価されていました。そして現代絵画への影響も大きいものがあるとも言われます。1844年生まれのルソーは印象派のモネやルノワールとほとんど同世代です。それが近代を通り越して現代絵画への影響というのもなかなかすごいですね!
次回は皆さんといっしょに、ルソーの絵はへたなのか?うまいのか?すごいのかすごくないのか?すごいとしたらどこがすごいのか?また日曜画家であるにもかかわらず 同世代の印象派の革新を大幅に追い抜いて現代絵画にも影響を与えているというのは本当なのか?などなどいろいろな観点から話し合いたいと思います。
人形を持つ子供(子供の肖像) 1908 年 67x52cm
眠れるジプシー女 1897 年 129x200cm
私は、ルソーの熱帯的な空気感と音のない世界がとても好き。夢と現実は混在どころか共存している。夢も現実も区別のない、ただそのものの子ども時代の感覚がもどります。
中尾先生のクマさん的おおらかさ、常連参加者の皆さんのさりげない優しさ・・・初めて参加してもドキドキせずに楽しめる温かいホスピタリティと、感じたことをドンドン言う爽快感が溢れる中尾流白熱教室です。ぜひ一度、体験してみてくださいね! お申し込みは「中尾流参加」と書き添えて、こちらからどうぞ→