
かなり微妙な写真ですが、伊東先生主宰の青空禅フォーラム4月の朝、青空に彩雲を見つけました♪
というわけで、4月の青空禅フォーラム、みなさんとハッピーに行われました。初めて参加の方、お久しぶりの方、継続の方、いろんな位置から先生のお話を聴き、質問して先生と対話しました。
冒頭に、
私たちの脳は、自分が得たい情報のみ取捨選択して意識にのぼらせるようにデザインされている
というお話がありました。(伊東先生のお話には、最近の脳科学の情報がよく出てくるのですが、それを知っていると、ついやってしまう自分のクセや傾向を責めたり、ウジウジ悩んだり(笑)苦しくならずに「そういうしくみなんですってさ」っと、あっさりさっぱり事実だけを受け止めてエネルギーの浪費を防げます、ホッ)
そうか〜・・・。聴いているようで聴いていない、見ているようで見えていない、のは脳のしくみのせい〜。いろんな本を読んだり、お話を聴いてわかったつもりでも、実は自分が得たいところだけ選んでいる。「それはもう知っています」と ” 知ってるバコ ” にポイッと入れて処理するものは、自分で意識的に選んでいるのではなく、実は脳が勝手に選んでいて、しかも振り分けは過去の記憶(DNAを含む)によって! だから無意識だと脳にまんまとやられてしまう!!
「脳は、勝手に選んでいるのだから、思考が浮かんでからではもう脳にやられています。だから、思考よりも素早く!」
思考よりも素早く!?
え? なに? どうやって?
という思考が浮かんでその先へと向かってしまったら、ブブ〜〜〜〜(笑)
自己の本質、真我は、認識できるものの中にはありません。
「 ” じゃぁどうすればいいの?思考 ” が来たら、それにくっついて行かず、その思考の寸前には何があるか?に意識をふと戻しましょう、そういう態度で日常を暮らしてみましょう。シンプルなことを続けると、ふとコツがわかるんですよ〜」と先生。
・・・・・
こんな風に、自己の本質に関する知的理解だけではなく、日常で実践できる感覚をつかむためのコツがいろいろと伝えられるのが青空禅フォーラムです。
確かにお話を聴いていて、
え?? それじゃあ、どうすればいいんですか?
と、つい問いますよね。それは当然。でも先生からは、そのどうすれば?と頭で理解しようとする思考についていっても、その先にそれがあるのではない、ということが、何度も繰り返し伝えられます。
伊東先生の言葉やお話は、明快で論理的。質問するとその応えは質問者にピントがぴたっと合っているので、とてもスッキリするのです。だから時として、先生から発せられた言葉や知識につかまろう、つかもうとしてしまいます。
ですが、先生が真にやっていることは、観念ギリギリの言葉を発して、言葉では表せないことを伝えています。言葉は諸刃の剣。受け手が言葉をつかもうとしてとらわれれば思考の世界に閉じ込められるし、言葉をつかまずに受け取れば、それは向かうべき方向への大きな道しるべとなるのです。
不立文字を知る先生が発する知識、言葉、情報は、親切です。それを聴いた私たちが迷わないように、丁寧な説明があっても余計な修飾はなく、励ましがあっても期待を持たせるような余分なデコレーションがない。これはとても誠実です。
もともと言葉では表せないそれを私たちが知るために、言葉を使ってガイドしてくれる伊東先生。私たちは、青空禅の場で知識をつかむのではなく、先生との対話を使って、言葉にならないものの方向へと自ら向かって行くのだなぁと、あらためて感じた4月の青空禅でした。
やっぱり青空禅の場があってよかった、伊東先生、ありがとございます〜♪
彩雲とアンテナの鳥。
*ふだんの言葉で伝える ” 自己の本質 ” 、決して変わらないもの、とは〜
次回は、6月開催予定。