瞑想は
日常生活とはべつの何かではありません
部屋の隅にいって
10分間 瞑想をし
そこからでてきて肉屋にもどる
というようなものではありません
比喩として言っているだけでなく
実際にそうなのです
瞑想は
もっとも重大なことのひとつです
あなたは それを一日中できます
仕事場にいるときでも
家族と一緒にいるときでも
誰かに「愛してるよ」と言っているときでも
子どもたちのことを考えているときでも・・・・・
しかし その一方で
あなたは ひとびとに
兵士になり ひとを殺し
愛国者になり 国旗に敬礼するようにと
おしえています
現代社会の このような罠にはまるように
ひとびとを教育しています
それらを ことごとく見まもり
あなたが そのなかで果たしている役割を理解すること
そのすべてが 瞑想にふくまれます
このように瞑想しているとき
あなたは そのなかに
たとえようもない美しさを見いだすでしょう
そして あなたは
どんな瞬間にも ただしく行動するようになるはずです
たとえ いっとき
ただしく行動しないことがあったとしても
問題ではありません
ふたたび それをとりもどせばよいのです
くやんで 時間をむだにすることはありません
瞑想は 生活の一部です
生活とはべつのなにかではありません
『 MEDITATIONS 瞑想 』J. クリシュナムルティ 中川吉晴 訳 より抜粋
*ふだんの言葉で伝える ” 自己の本質 ” 、決して変わらないもの、とは〜
4月29日(土祝) 14時から16時