彼方へと超えていきなさい。

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質問者

私が若かったとき、短いけれども忘れがたい奇妙な体験をしました。それは無としての存在、ただの無でありながら、しかも完全に意識して在るというものです。しかし危険なのは、すでに過ぎ去った瞬間の記憶からそれを再生しようとする欲望を持つことです。

 

マハラジ

それはすべて想像だ。意識の光のなかで、ありとあらゆることが起きる。人はそのどれにも特別な重要性を与える必要はない。花の眺めは神のヴィジョンを見ることと同じように奇跡的なものだ。それはそれとして放っておきなさい。なぜ思い出し、その記憶を問題なやしなければならないのか?それを片寄りなく見ることだ。高い低い、内側と外側、永遠と一過性を区別してはならない。彼方へと超えていきなさい。源に戻りなさい。何が起ころうと変わらない自己へと向いなさい。あなたの弱点は、世界のなかに生まれたと確信していることだ。実際には、世界はあなたによって、あなたのなかで、常に再創造されているのだ。すべてをあなたの存在の源である光から出現したものとしてみなさい。その光のなかに、あなたは愛と無限のエネルギーを見いだすだろう。

 

I AM THAT  Talks with Sri Nisargadatta Maharaj
ニサルガダッタ・マハラジとの対話     

『無知は認識できるが、ジニャーナは認識できない 』 P215より抜粋

 

*ジニャーナ 真理の知識

しかしジニャーナは原因と結果に縛られるようなものではない。それは因果律を完全に超えたものなのだ。それは真我のなかにとどまることだ。

 

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*自己の本質を知り、意識の軸を変容する〜

伊東充隆主宰   

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