
プロトマニアは、真理の探究のために生まれたのです。
私は、青空禅フォーラムに出会うまで、芸術を通してそれを考えていました。
このプロトマニアにはアート講座があって、先日、晴れて第30回を迎えました。
中尾陽一さんの『これまで誰も教えてくれなかった〜絵画鑑賞入門講座』です。
30回も続いたなんて、アリガタヤ! 運営者はパチパチパチ♡なんです。
でも中尾さんはね、「あぁそういえば、そうですね〜」くらいの反応でね(笑)。
さすがのんびりマイペースのクマさん中尾さん(そこが好きなところ♡)。
講座の雰囲気の良さは、こういう中尾さんが先生だからこそ、なんだろうなぁ。
『この講座は知識を競うものではなく、絵を見る力を養うための講座、
美術史の流れを知らなくても、今、この場で見ている絵をどう見るか、
どう自分の言葉にするか、を自由にワイワイガヤガヤ、寺子屋式で学ぶ』
というのが、プロトマニアでの中尾さんカラーです。
30回の最初に、先生はこうおっしゃいました。
絵を感じるだけじゃなく、考えること。
好き嫌いはもちろんそれでよい。
でも、
好きのその先へ。
良い言葉だったなぁ。
知識に偏らず、且つ、好き嫌いだけで片付けない。
これは、何ごとにおいても大切なことですよね。
参加者の方たちの感想が、これまたと〜っても素敵でした。
絵を見る視野が広がった。もちろん、元々の好きは好きだし、嫌いなものは嫌い。
でも食わず嫌いじゃなく、一度食べてからやっぱりきらい、すき、というのとは、
大きな違いがある。
作品を見ることやこの講座に参加して、思考を深めるチャンスになった。
人が言ったことを鵜呑みにするのではない、
二者択一だけではない吟味の仕方が、わかった。
視野が広がって人生楽しくなった。
などなど。
芸術ってね、私が思うに、誰サンよりワタシは知っている、とか関係ないんです。
そして、社会的地位や身分、肩書きなんて関係なく飛び越えて、
ひとつの芸術作品のまわりで、まったく裸同士で話したり味わったり、
意見を戦わせたたり、誰かが言うことに素直に耳を傾けられる。
そこが素晴らしい〜くて、好き。
アートの仕事、プロトマニアの講座を通して私がみんなに提供できることは、
美術でも音楽でも、瞑想でもお料理でも子育てでもいいんです、
まずは日常生活の中で、しばし立ち止まって自分と向き合うツールに出会おう。
世界はそれだけじゃなく広いのだ。
それが正しいかどうかだけに囚われないで、
既成の概念は疑うべし。
あのミケランジェロだって、時代の条件の中で生きるのは大変だったけど、
ひたすら求めていたこと、最後に表現したのは、本質なのだ。
ミケランジェロの彫刻の大理石が掘り出されたイタリアの山の写真。
そんなクマさん中尾先生の
第31回「これまで誰も教えてくれなかった〜絵画鑑賞入門講座*ベラスケス」
はこちら→