実は曖昧で危ういのだ

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中尾陽一さんの美術鑑賞入門講座、やりました。

フェルメール。

 

みんなきっと見たことあるかもしれない青いターバンを巻いた、

1665-66頃 真珠の耳飾りの少女 46.5x40

真珠の耳飾りの少女。

 

 

中尾さんは、フェルメールが見たらしいカメラオブスクラ、という

カメラの原型を作って来てくれました。

 

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一つの穴から入った光で、向こう側には光の側にある風景が逆さまに投影される、

というしろもの。

 

 

写った画像は、ぼんやりしていてソフトフォーカスです。

目を風景に向ければ、そこにはクッキリハッキリ2つの視線が結んだ像が見える。

でも投影された世界はぼんやりふんわりしている。

そして光が粒子みたいにつぶつぶと見える。

 

 

見えているものの曖昧さ。

確かに見えていると信じていること自体の危うさ。

 

中尾先生、すばらしい。

 

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 →第28回これまで誰も教えてくれなかった絵画鑑賞入門講座