
台風。
風はびゅーびゅー、雨はざんざか。
自分の中の闇を見る。
天使のように清らかなばかりではない。
正論を盾にすれば高揚するが、虚しい。
美しいものと醜いもの、狡猾さと透明さ、豊かさと怖れと飢餓感 、嘘と真実…
ずっと疑うこともなく信じていて習慣となった温かさ、愛情深さ、誠実さには、
すがらない。
その奥に在る瞬間性をこそ信頼して、静かにして、ただ明らかに見る。
正直に正直に丁寧に。
静かに。
静かに。
伊東充隆先生の” 青空と雲 ”のお話 「私」とは何か?・中尾陽一先生の絵画鑑賞白熱教室ほか