
真理を知りたくて探究なるものをしつこく続けてきた割には、
ワークショップやお話会、リトリートに参加した経験は乏しくて、
伊東先生が私にとっての初めての先生でした。
青空禅などに続けて通っていて、途中、
悶々としたこと、ヤサグレたことは数知れず。
そんなある時、ウェブサイトでたまたま読んだブログに、
行き詰まりをサラサラと解放されたことがあります。
感謝で思わず涙ぐんでしまったくらい苦しい時でした。
それからその筆者の方と時々メールを交わすようになりました。
非二元のティチャーと言われる方達と同じような深さと謙虚さで、
分かりやすい丁寧な文章を書いていらっしゃる方でした。
最近その方は、非二元といった分野から少し離れて(離れるものはないのですが)
あくまで「普通」に生きながら
洞察や体験を深め、また家族やその他ご縁のある方々と
生活の中で自然な形で生命の素晴らしさ、生きることの素晴らしさを
分かち合えたらいいな、と思いながら過ごしています。
とお返事を下さいました。
そのメールの言葉の間からは、とても静かな穏やかさを感じました。
この現象世界では、それぞれの現れ方があるのでどれでもアリなのですが、
このところ私も少し、これでいいのだ、を確認できてきたように思います。
やって来る現象に抵抗しないでいると、
物事は面白いほどスルスルと収まるべきところへと収まって行きます。
目の前に現れる出来事や人びとのドラマが、攻撃や断罪のように見えても、
混沌の中でバタバタしているように見えても、
真実は誰もが皆、源の平安を求めている。
その瞬間、ただ穏やかでありますように。