気づいているのは「私」ではない
覚醒とは、夢から覚めることだと言いますよね。
夜、夢を見ていると、夢の中にも登場人物の「私」がいて、他者もいて、
その場の環境があります。夢の中ではそれをリアルだと思っている。
その夢が朝になって覚める時、どうやって覚めるかというと、
丸ごと覚めますよね。
夢の中で、自分だけが夢から覚めるとか、誰かだけが突然、「お、悟ったぞ」と
覚醒することはない。
夢の登場人物が悟ったとしたら、それはまだ夢の中です。
夢から覚める時は、完全に丸ごと覚めるんですから、誰が悟っていて、他の誰かは
迷っているというのはまだ夢の中だということです。
悟りもなければ迷いもないのが、非二元の本質だと思います。
昨年の初夏、雑誌「スターピープルVol.55」(ナチュラルスピリット)
のインタビューで、伊東先生はこんな風におっしゃっていました。
伊東先生は、和サンガの最後にもこのお話をしされましたが、
これまでは誰かスター、カリスマ的な存在がいて、
その個人によって非二元が伝わっていくかたちだったけれど、
これからはそうではない、という予感。
誰か個人が伝達するのではなくなる!
そのひとつの試みとして、和サンガという「場」を催すのです。
それは誰かが意図したから起きたのではなく、「場」がただ起きた。
「場」があるだけ。
伊東先生のこのインスピレーションに、共振。
なんだかよくわからないけれど、じ〜〜〜〜んとします。
またこのことは書いてみようかな。
*伊東充隆主宰* 青空禅フォーラム 4月28日(木)19時〜21時
*伊東充隆主宰* 東京和サンガ6ヶ月コース2期 6月スタート〜募集中
雑誌掲載予定
☆5月31日発売〜『スターピープル Vol.59』 ナチュラルスピリット社
伊東充隆/大和田菜穂 対談