世界の指導者がはるか上空から自分たちの星を見たら、
彼らの態度も根本から変わるはずだ。
何よりも重視している国境は見えないし、
言い争いもぱったり聴こえなくなる。
地球は、見える姿の通りにならなければならない。
資本主義も共産主義もない青と白の姿に。
金持ちも貧乏人もいない青と白の姿に。
アポロ11号の宇宙飛行士、マイケル・コリンズのことば。
見える通りにただ在ることが、
平和への最大の貢献なのだと言っているように思えます。
史上初めて人類を月面着陸させたアポロ11号の司令船パイロットを務め、
誰もが知るアームストロング船長とオルドリン飛行士が月面に着陸している間、
月の裏側をたったひとり周回飛行し、月面を撮影し、
110キロの上空から月面の仲間を見守り、
ひとりだけ、月面を踏むことなく地球へ帰還したコリンズさん。
たったひとり、まったくの独りってどんな感じだろう。