
空をぼんやり眺めていたら、
蝶が飛んでいた。
その同じ空を、大神ゼウスが疾走している。
一度そう思ったら、どう見てもそう見えてしまう。
私たちはいつだって、聴きたいように聴き、見たいように見ていて、
本当のことは聴こえていないし、見えていません。
あるのは、思い込み。
絶対の美はない、絶対の愛、絶対の光も、ここにはない。
じゃぁ、何を、誰を信じたらいいの?
と尋ねると、答えは
信じてはいけないんだよ。
私たちがどれほどこの世界を ” なんとか好きになろうとして ” 悲痛な努力をしているか、
気づくときが来ていると言っていいと思います。
ゲシュタルトを変換しなければ、
この世界に見えるものは投影だけ。