
大晦日から風邪っぽくなって三日間、アタマもカラダも透明な膜の中にいました。
そんなわけで、元旦が命日の我が父のお墓参りは今日になり、
その後は親戚のおじおばのところへ。
母の義弟にあたる叔父は、数年前に癌が見つかり、
治療の過程で体重がだいぶ落ちてしまったのに、なんと天晴れに復活。
仕事柄鍛えられた80歳とは思えぬ腕の筋肉、逞しさ、力強さにほっとするのですが、
更に年上の母が、
「わたし、長生きしそうだからよろしくね」
と言ったら、
「俺は100まで生きるから、心配するな」
と豪快に言って、呵々かと笑った。 その姿はお正月のお年玉、みたいでした。
人工知能が世界全体に広がり、生活上のスタンダードになると、
全ては分析され予測可能になって、超合理化。(コンピューターに質問する前に回答されるとか)
今ある職業の中には、人間不要でコンピューターが取って代われるものがいくつもある。
そして全ての情報が吸い上げられると、やがてプライバシーはゼロになる、つまり、個は消滅。
それはこれから25年くらいの間に現実になる、と言います。
高度な技術の進歩は諸刃の剣、と言われつつ流れは速い。
では人間にできることは? と考えてみたところで、
人間の感情をも理解する感情的知能(emotional intelligence )をコンピューターが備える日が近いらしい。
それはまるで「意識」だそうな。
そうなったら、私が今日、叔父の姿を見て感じた言葉にならない感情も、理解できるのかな?
圧倒的に私より賢いのだから、ちゃんと言葉にして説明してくれるはず。
日々のさりげなくささやかな発見が愉しいのは、
ミクロはマクロですべては入れ子で繋がっているから。
いろんな場面で、オモシロい時代に生きているなぁと実感します。
まさにパラダイムシフト!