
むかしむかし、私の夢は家庭的なお母さんになることでした。
「大草原のちいさな家」というアメリカのドラマをNHKのテレビで見て、
主人公ローラのお母さん、キャロラインみたいになりたいなって。
しかし、現実とは皮肉なもので真逆にいっちゃいましたね(笑い)。
ある時、私の古い友人から電話があって近況を聞くと、
「 失踪しているところ 」 と言います。
彼は、仕事も奥さんも後にして、ひとりで失踪、疾走。
後先のことを考えず、自由を求めてすべてを捨てて。
その時私は、「 このひとはまったく相変わらずだなぁ。いったいどうするつもり??? 」
と心の中で彼を批判的にジャッジしていました。と同時にその大胆さが少しうらやましかった。
そして、ふと思ったのです。
「 私の代わりに、私がやりたいことをやってくれているんだから、まぁいいか 」って。
2人の子どもの温かいお母さんだったり、
人のために尽くすゴッドハンドのお医者や研究者だったり、
ひとを柔らかに癒すセラピストだったり、
真理を伝えるお坊さんだったり、
世界を駆け巡り、困難にチャレンジする働く女性だったり、
恋する乙女だったり、天上の音楽を奏でる音楽家だったり …
みんながワタシ?
ほんの少しの金額ですが、子どもたちのためのプランにずっと寄付をしています。
大きな行動力はないので、できることをしようというささやかな想いで。
今は、バングラデシュの女の子が私のチャイルドです。
大きな瞳がこれからどんな世界を見るのでしょうか。
私の友人は、ペルーの子供たちの支援をして10年たったそうです。
10年間続けるということは、簡単ではありません。
彼女は、「 支援してくる人たちがいるから続いただけ 」と言っていました。
そうですね、誰がえらいのでもなく、誰か一人がスーパーマンなのでもありませんね。
でも続けた友人のことを、素敵な人だなと思います。
伊東先生の青空禅フォーラムも、すでに十数年続いています。
真我・自己の本質を伝えることへの純粋さと情熱は、すばらしい。
その「 場 」のエネルギーをライブで共有する青空禅の魅力は、
やっぱりプロトマニア的に、
とにかく体験してみてね! というしかありません。
今年最後の青空禅は、明日です。