
裏を見せ 表を見せて散るもみぢ
良寛さんのこの句が大好きです。
日本のことばの表現ってすごいですよね。
これだけ短いことばなのに、表されていることの深さといったら!
やさしさとか温かさ、の深いところには、悲しみのようなしんとした静けさがあって、
相手を思いやる気持ちは、そんな深いところから泉のように湧いているように思います。
誰にでもその泉はあるのですが、
良寛さんのような人は、その泉が深くそしてこんこんと涌き上がっていたのかもね。
伊東充隆先生の” 青空と雲 ”のお話 「私」とは何か?・中尾陽一先生の絵画鑑賞白熱教室ほか