
月と太陽、陰と陽、女と男、天と地、病気と健康、幸と不幸、成功と失敗、平和と争い、誕生と死 …
目に見える世界は二つの極で成されています。
だから良いことがあれば悪いこともあり、良いことだけが続かないのを私たちは経験から知っています。
あぁ、なんてシアワセなんだろう!と思っても、その甘く優しい感覚は存続しない儚い夢のできごと。
まるでシーソーのように、ギッタンバッコンして、その間で右往左往している人間。
二極で考えると、ほぼどちらかが悪者なので、良い方にずっといたいと執着します。
かつて私は、すべてはどうしてこんなに変わってしまうんだろう??? 永遠に変わらないことってないの?
と真剣に悩みました。そして、変わらない本当のことを知りたい!と思ったのでした。
目に見えて現れる現象は、二極が当たり前と思っていますが、実は本当はね、
すべては同時に在る
のだそうです。
そう、だからもし気分が高揚したら、その瞬間、気分は下がっているのです。
そして現れているもの(明在)が落ち込んだとしたら、実は隠れたところ(暗在)では順風満帆。
対極は、同時に動いている。
ちょっと想像してみてください、両方が同時にあるっていうこと。
なんだか可笑しくないですか?
私たちは困った時、悲しい時、怒っている時には、なんとかそこから抜け出してより良い方へ行きたい。
困っているけどホントは同時に大丈夫よ、なんて冷静に考えていられません。
おかしくも何ともありませんよね。
でも、身近なところでは、男性にも女性的な感性があるし、女性にも男性的な決断力があったりします。
そして何より、どちらかが絶対的でないことは、どこかホッとします。
世界はプラスかマイナスか、ではなく、プラスとマイナスは同時に起こっている。
そんなしくみや、その先にあることを、やさしいことばで伝え、
ふつうの日常を生きながらこんな風にとらえてみたら?
と世界の新しい見方を伝えている ゼロ・セラピストの 坂本範子 さんが書いている「ゼロ」について。
さらりと書いたそのブログがとってもシンプルでわかりやすかったので、みなさんもどうぞ読んでみてください。
女であることは、私にとってまずは原点。
それをすっぽり受け入れたことは、自分を信頼することの始まりでもありました。
これはとても大きな変化でした。
また一枚、いらない鎧を脱げた気がします。
既にそうである「女性であること」を心から喜んで、慈しみ、そして手放して原点へ。
坂本さんのレクチャーやワークショップは、プロトマニアでいつか皆さんにご紹介したいと思っています。