
何かを知りたいとき、学びたいとき、どんなことを期待するでしょうか?
語学の勉強や、ダンス、お料理、資格を取るための勉強 …
学んだら結果が出ること、進歩したことをわかり易く実感できること、を期待しますね。
それが、頑張ったり続ける動機になるから、
初級、中級、上級、… とコースが出来ている方が便利。
学校嫌いの私が唯一、あー楽しかった、と思ったのは、車の教習所でした。
ひとつひとつクリアして最後に合格!というゴールまでの道のりが楽しかったのです。
基礎となる技術や知識を習得するために、そのわかり易さは必要なのですね。
でもそれがひと段落すると、次には、分けたり数字やことばにするのが難しいことを学ぶ時が来ます。
それは、タイミングだったり、味だったり、塩梅だったり。
経験と共に身体、つまり感覚でわかることかもしれないし、
繰り返し聴き続けて、唐突に腑に落ちることかもしれません。
積み重ねることで、ある地点で目の前がパァッと広がるような体験をするのかもしれません。
何回やれば理解できるとか、できるようになるとか、変身(!)できるとか、
そういうわかり易さはないけれど、
プロトマニアの青空禅フォーラムや絵画鑑賞入門、気功講座などでやっていることは、
この続けていたら、ある時、フワリとわかっちゃった❤、というタイプの学びかもしれません。
同じことをやっているようでいて、実は毎回全然違う。
途中、投げ出したくなったりもしたけど、分け入る先に何があるのか知りたくて続けていること。
あれ?と、気付いたらできるようになっていたり、美味しくなっていたり、褒められたりして。
その時の嬉しさったら! でもその先はまだまだあるかもしれません。
それをオモシロイと思えたら、ちょっとニンマリ。
お手軽なこと、合理的なことはどんどん増えて進化するけれど、その今だからこそ、
カメさんのようにマイペースで、トコトコ歩き続けてみる何かを持つっていうのはいかがでしょうか。