
もうすぐ中尾陽一さんの「これまで誰も教えてくれなかった―絵画鑑賞入門講座」です。
この講座は4回目になりますが、常連になって下さっている方もいるし、
新しい方が現れたり、消えたりしているところが、動きがあってすごくいいなと思っています。
私自身、アートの世界の片隅で仕事をしてきて、あらためて印象派の絵や作家たちのことを知ると、
自分のアートへの目覚めに近いところに、印象派があったなぁと見直す感じです。
現代アートの世界にいたせいで、スタンダードなものをどこか軽く見ている生意気な時期もありましたが、
それも過ぎ去って、すべてを素直に楽しめるし、素直に美しさや意味を感じることができます。
この中尾さんのレクチャーのオモシロさは、何も知らなくても、いろいろ知恵がついていても(笑)、
そんなのことは関係なく、その人そのままの感想やそのままの疑問を中尾さんが見事にキャッチして、
ひとつの見方や方向を提案してくれたり、それをみんなであぁでもない、こぅでもないと、
自由に考えたり、驚いたり、楽しめるところです。
美術に興味がある方も、それほどでもない方もたのしい時間を過ごしていただけます。
プロトマニアでは、内面を見つめる時間を持つ、ということをやりたいと思っていて、
本質について考えよう!と、禅的、体感的、美的、いろいろアプローチを試みていますが、
自分が慣れ親しんだ分野、アートに関しては力まずにお伝えできている … でしょうか???
私はプロトマニアを通していろいろなこと体験してきましたが、
プロトマニアって本当に「これまで誰も教えてくれなかった」ことずくめだなぁとつくづく思います。