さすがの一行

tableaux

 

早すぎる知的理解は、人間が体験を味わう機会を奪ってしまうのである。

さりとて、「知る」ことがなさすぎると、災害をどんどん拡大していって収拾がつかなくなってしまう。

実際には、ある程度のことは知っていても、事が起こるとあわてふためき、

それでも知っていたことがじわっと役立ってきて収まりがつくという形になることが多い。

「こころの処方箋」 河合隼雄 著 より