
毎月テーマの画家の作品をスライドでたくさん見て、美術史的知識も得ながら、絵を見て感じたことを先生と話す白熱講座です。
8月のテーマは、ルネッサンスの画家たち、その3。後期ルネサンスの絵画を鑑賞します。
7月のルネサンスの絵画(2)では、3人の天才が活躍したルネサンス盛期の芸術の厚みと勢いを感じならが、参加者と先生がわいわいガヤガヤ作品について大いに語り合いました。世界一知られているであろう「モナ・リザ」は、なぜそれほどまでに有名になったのか?何が人々に傑作と思わせるのか?・・そんなことを自由に喋りながらあっという間の2時間半。絵をしゃべって、他の人の感想や発見を聞きながら鑑賞する中尾先生の絵画鑑賞白熱講座です。それでは先生からの8月ご案内文をどうぞ。
***** 8月の先生のご案内文です ****
第97回 《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞白熱講座』》
ルネサンスの絵画(3)
後期ルネサンス 〜 マニエリスムからバロックへ 〜
第96回では、盛期ルネサンスを代表する三大巨匠、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロの作品を鑑賞しました。どれも人類の宝となっている作品でした。
ところがこの3人によって頂点を迎えたルネサンスの黄金時代、古典様式の時代も1520年にラファエロが亡くなったあたりから変容し始めます。
ラファエロに典型的だったルネサンス本来の写実的で古典主義的な調和のとれた表現を離れ、自然に即するよりも芸術的技巧にこだわった非現実的な表現が主体となって行きます。これをマニエリスムと言います。
マニエリスムの代表的な画家はポントルモ、ブロンツィーノ、パルミジャーノなどです。
そして、16世紀の終わりには天才カラヴァッジョが現れてバロック美術への扉を大きく開きます。
第97回ではルネサンスの解体からバロックへと向かう美術史の流れを、これらの画家たちの作品を鑑賞しながらたどって行きましょう!
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第97回〜これまで誰も教えてくれなかった〜絵画鑑賞白熱講座「ルネサンスの絵画(3)」
■講師
中尾陽一(国際美術展プロデューサー)
■日時
2022年 8月28日(日)13時〜15時30分
■参加費(事前振込)*オンライン講座参加費
4000円(普通参加)
6000円(テキストつき)
■定員
8名(要予約)
■場所
オンライン開催(zoom)〜お申し込み頂いた方には別途ご案内いたします。
■主催
プロトマニア(東京メトロ九段下駅 3b出口より徒歩2分)
■予約、お申し込みお問い合わせ
お名前、日中のご連絡先を書いて こちらから→
または、
e-mail: yoyoa@mac.com
phone: 090-2469-4450(荒川陽子)
9月の作品***
ポントルモ 洗礼者ヨハネと聖家族 1522 – 1523年頃
ブロンツィーノ 愛の勝利の寓意 1540 – 1545年
パルミジャーノ 凸面鏡の自画像 1523年
カラヴァッジョ 女占い師 1598 – 1599年頃
※ この講座は絵の知識を競うものではありません。絵を見る力が自然に身につく楽しい講座です。
※ いわゆる美術史の流れを知らなくても、その場で向き合った絵をどう感じたか、どう見るか、そしてそれをどう自分の言葉にするかを「わいわいがやがや」 の寺子屋スタイルで学びます。
※ 通史的な講座ではありませんので、いつからでも、興味のある画家の講座の時だけでも、 お気軽にご参加ください。
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2022年の日程(予定)
■第98回 9月25日(日)13時から15時30分
■第99回 10月23日(日)13時から15時30分
■第100回 11月27日(日)13時から15時30分
■第101回 12月25日(日)13時から15時30分
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中尾陽一